こんにちは 安成工務店 宮崎です。
私ごとですが、趣味のフットサル(5人制のサッカーです)で、したたか転倒し、
右手薬指の骨折&右ひざ半月板の損傷をしてしまいました(TДT)
とはいえ、日常生活は困らない程度(お風呂は実に難儀しますが)ですので、必要とあればいつでもお客様のところに参上いたします!
齢には勝てませんね…。
従来の運動感覚では、これほどの怪我になるようなものではなかっただけに、若いつもりでも肉体は残酷なほど、衰えているのだな、と。
齢といえば。
先日お引渡しをしたマンションリノベーションのお住いで、お引渡し前の確認をしていたところ、杉の化粧梁に、黒っぽい染みがありました。
なんだろう?と大工さんたちと顔を見合わせます。
しかし、誰ひとり断言できるような答えもなく、とはいえ気になるから専門家に見てもらおうか、というはこびに。
そこで、いろいろなツテの道を辿って、専門家の登場となったわけです。
そして、この専門家と現地で会ってびっくり!
明らかに70歳を超えた、「いい」おじいちゃん(すみません!)なのです。
ところが、このおじいちゃん(すみません!)、やはりただものではなく、梁を一目みるなり
「こりゃー、アクじゃな」
と、鬼神の如く一刀両断。
そこから、おじいちゃん(すみません!)は、
無垢の木材の種類による現象や、なんとか分子結合とか、多結晶なんとかとか、ポリマーなんとかとか、とうてい私には雲をつかむような話を次から次へと開陳。
それからご自身で調合された、という天然系の塗布材(天然系でないと、木が痛むので、と解説つき)で塗っていただいたのですが・・・
見事にアクが抜け、一同笑顔になるほど感心いたしました。
重ねる齢というのも、悪くないものだと、思わずおじいちゃん(すみません!)をハグしたくなりました。
齢といえば、家にも齢がありまして。
現在、このような古民家の改修の話をいただいております。
痛む膝を間抜けにさすりながら、この歳の重ね方も、また美しいと思う今日このごろでした。